すぎー

主に散文詩を投稿。時々日記

欠片

時計の針がいつもよりゆっくり進むのは

 

昼下がりの授業

 

誰が切り分けたかも知れない

 

そんな基準の中で

 

何を変えたのだろうか

 

僕らは

 

何が変わっただろうか

 

僕らの

 

悠久の宇宙の歴史の中で

 

時は紡がれてきた

 

 

僕らはその中を落ちる刹那の雫

 

僕らは、時に試されている

 

そして共に生きてゆく。

 

 

終わり。

創造者はゆっくりと本を閉じて

ため息をついた。