すぎー

主に散文詩を投稿。時々日記

軋む部屋

張り詰めた

糸のように張り詰めた

その糸を

ふと引っ張られる

ちぎれそうだ

押されたり引かれたり

一本しかない糸なのに

そして軋む

水晶の外からそれを眺めている

そんな気持ちで

ハンドルを握っているようで

握られている僕は

アクセルを踏む

 

踏むことしか知らない、その足で。