2021-01-26 軋む部屋 張り詰めた 糸のように張り詰めた その糸を ふと引っ張られる ちぎれそうだ 押されたり引かれたり 一本しかない糸なのに そして軋む 水晶の外からそれを眺めている そんな気持ちで ハンドルを握っているようで 握られている僕は アクセルを踏む 踏むことしか知らない、その足で。