2021-01-26 山登りの一節 じぶんってなに? 緑色の風のなかで生じ、踊ったのは わたしの声だ。そして答え無き問い。 それはやまびことなり はるか 息まいて まるで宇宙を回ったかのようなキラキラした瞳で 身の程知らずに、また駆けていく。 いつか、時はため息をついて宇宙を見上げ、 風も止んでしまう。 きっとそのとき、私はいなくなるだろうけど わたしが、わたしに帰ってくるまでは とりあえず とりあえず 信じて登るしかない 自分で。 さあ、また踏み込もう。 目に映る全ての物たちに捧げる一歩を